紀州神社(北区豊島七丁目)

6/27(随分前だ!)、最寄りの神社である紀州神社へお参りに。



東京都神社庁によると、

鎌倉時代後期、紀州和歌山にある伊太木曽神社を、同村に勧請したのがはじまりであり、水の神様として知られている。

とのこと。


ご祭神は五十猛命イソタケル)、大屋津姫命オオヤツヒメ)、柧津姫命(ツマツヒメ)の3柱。いずれも素戔嗚尊スサノオ)の子供とされており、林業や建築業の神様としても知られているが、旧荒川(現隅田川)のほとりに建立されているということもあり、水神社も祭られている。




写真は寛政十二年建立の水神社。



これは明治期の水盤。「王子町中嶋屋」と書かれた下に6名の名前が刻まれている。



右に金毘羅神社、左に三峯神社と刻まれている。三峯神社は埼玉県秩父三峯神社を勧請したものか。水神社同様、何故か石がはめ込まれてしまっている。



古い鳥居だろうか。端に積まれていた。


ちなみに東京神社庁のサイトには祭神の名を「大弥津姫命」と書かれているのだが、「大屋津姫命」の誤りだろう。
拝殿や鳥居を含め古いものがあまり残っておらず寂しいのだけれど、水神社のように昔のものを目の当たりにすると、当時の人の思いが少し伝わるような気がして興味深い。


アクセスはJR京浜東北線東京メトロ東西線王子駅、もしくは営団南北線王子神谷駅から徒歩20分ほど。

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イチ