板橋散策→痛飲(暴飲)

土曜日は赤羽で所用を済ませた後、板橋で友人と待ち合わせて呑んだ。
待ち合わせよりも随分早くに着いてしまったので、付近をてくてくと散策することに。


都営三田線新板橋駅とJRの板橋駅の間は歩いて数分の距離にあり、学生時代は毎朝乗り換えのためにここを通って通学したものだ。
10年ぶりくらいに歩いた板橋の街は、駅のそばに巨大な分譲マンションが聳えていたりと変わったところもあれば、変わらないところもあって楽しかった。



駅前の欅の木に、いつの間にか「むすびのけやき」という名がつけられていた。
調べてみると平成14年に付近の商店街の方が名付けたものとのことで、江戸時代からの名所・名木であった「縁切り榎」にあやかったものなのだろう。中山道板橋宿にあった縁切り榎は、和宮徳川幕府14代将軍家茂へ降嫁した際に縁起が悪いということで切られそうになったところを、付近の住民からの反対によって伐採することを断念し、上から下まで菰で隠した上に迂回して江戸に入ったという話も伝わっている。初代縁切り榎は明治期に大火によって焼けてしまい、現在はかつての場所から移転したところに三代目が植えられているのだそうだ。



安政五年の江戸の古地図にもちゃんと『ヱン切ヱノ木』と載っている。
この頃の地図は市街地についてはかなり正確なのだけど、江戸を出て板橋あたりになるともう縮尺がめちゃくちゃでちょっと面白い(笑)書くことがないほど、当時は何もない所だったというのがよく伝わってくる。
縁切り榎へは行ったことがないので、今度足を運んでみよう。


この日は近藤勇の墓へ参った後に、付近のお寺にあるという宇喜多秀家の墓へも参りたいと思っていたのだけど、お寺の場所がよく分からずこちらは断念。次の楽しみにしよう。
歩いたことのない路地を歩いたり、学生時代に週3度は通った古本屋へ行ってみたり、とても充実した散歩が楽しめた。


その後友人と落ち合い、安いチェーン店の居酒屋にて開店の16時から閉店の24時まで飲み喰い語った8時間。楽しかった!


イチ