壁一面の本棚 #2 〜設計その1〜

土手に面して建っている我が家。
立地は本当に最高に素晴らしいのですが、唯一心配だったのが夏の虫。真っ暗い土手にたむろする虫たちにとって、高々と聳え立ち一晩中煌々と灯りを照らすマンションは、あたかも漆黒の海を照らす灯台の明かりのように見えるはずで、港を目指す船乗り達のようにわさわさと集まってくるのは想像に難くありません。
先日はまさに恐れていた状態に近くて、玄関前にはころころとたくさん虫がころがり、家の中にも3匹ほど進入を許してしまいました。

夏の間これから毎日こんな感じなんか・・・と覚悟を決めていたのですが、翌日は拍子抜けするほど虫の影もありません。うーむ・・・しばらく様子を見てみたいと思います。


さてさて、本棚の話。今日は設計について書き留めておこうと思う。
自分が壁一面の本棚を設置したいと思っているのは7.5畳の洋間。端から端までは4mほどあり、天井は2m50cmだが、壁際10cmほどは25cmほど下がっている。この壁一面に本棚を作りつけるわけだが、素人が横幅4mもある本棚をいきなり作り始めるには荷が重過ぎるし、作業場所も足りない。棚板の強度の問題もあるし、ここはやはりいくつかのパーツに分けて作って横に並べるのが得策である。

清く正しい本棚の作り方の主の方は棚板に21mmの厚さの板を使い、幅650mm程の棚を作られている。一方壁一面の本棚の作り方の主の方は18mmで866mmとのこと。ランバーコア材とラジアタパイン集積材と、それぞれ棚板の材質の違いもあるが、本棚を設置される部屋の環境や木材の入手状況、好みなどによって厚みも長さも違うようだ。ただやはり、長く使用するにつれて本の重さにたわむようでは見た目も悪いし、なにより強度的な不安もあるので、ある程度の厚みが必要だろう。

自分の場合、扱いやすそうな800mmほどの横幅で作成することにした。これを5本並べれば4mの壁に一面の本棚が完成するはずだ。材質によっても最低限必要な厚みというのは違うと思うが、比較的廉価で丈夫で扱いやすく木目も美しいパイン積層材の25mmを使用することにした。

次回は設計についてもう少し突っ込んで書きとめておくつもり。

イチ