鎌倉旅行その9 龍口寺

腰越まで散歩して池田丸で昼食を食べようという予定だったのですが、まだ11時半の開店には時間があることもあり、江ノ島駅から程近い龍口寺へ参拝。

ここはかつて刑場で、文永8年(1271年)にこの地で日蓮上人が処刑されそうになったことがあり、そのことを日蓮宗では「龍ノ口法難」と呼ぶらしい。その後日蓮の弟子の日法が延元2年(1337年)に敷皮堂というお堂を建立したのが始まりといわれているそうなのだけど、本格的に寺としての体裁が整えられたのは慶長6年(1601年)になってからとのこと。


色づき始めた銀杏。


本堂は天保3年(1832年)竣工。


ちょっと山を登ったところに聳え立つ五重塔。木造の五重塔としては神奈川県唯一のものだとか。明治43年(1910年)竣工。
建造には竹中工務店が携わったということで、「あれ、竹中工務店っていつからあるんだろう?」と調べてみてびっくり。創業は慶長15年(1610年)にまで遡るんですね。


仏舎利塔からの眺め。

龍口寺近辺は昔ながらの写真館や干物屋さんがならんでなかなか魅力的な所。また江ノ電が一般道を併走する数少ないスポットだけに、要所要所でてっちゃん達がカメラを抱えて目を輝かせて待機していました。

イチ