絵画で読む聖書(著:中丸明)

絵画で読む聖書 (新潮文庫)

絵画で読む聖書 (新潮文庫)

前回の修道院に続いて、キリスト教関連の本を。これも随分前に読了した本ですが、エントリが書きかけのまま眠っていました(笑)

ヨーロッパの歴史や文化に触れるうえで、絶対に避けて通れないキリスト教。以前から宗教としてというよりはむしろ、2000年近くに渡って人々に絶大な影響を与え続けた大ベストセラーとして興味があったのですが、新婚旅行でヨーロッパを旅してからその思いが強くなりました。

そこで手にしたこの本でしたが、タイトルと中身が必ずしも一致しておらず、『絵画で見る聖書』というよりも『名古屋弁で読む聖書』かなと。
決してつまらない本では無いのですが、この類いのものとしては自説を展開しすぎで、一歩間違えば(間違わなくとも?)トンデモ本に分類されそう。ただ、そのあたりを割り切って読めば、多面的にキリスト教を眺めるのに役立つかもしれません。ただ個人的には、やはりタイトル通り絵画の実例を多く掲載して解説したものを読みたかったなと。

イチ